コロナ禍で体を売るしかない女子大生が増えている


 コロナ禍の夜の街で、ある地方出身の東京六大学に通っている女子大生は親に頼れないので奨学金で学費を払い、ピンサロの報酬で生活費をまかなっています。  

 世の中、一般的なサービス業は非正規労働者を最低賃金で働かせるシステムになっているので、飲食店などで長時間働いても生活費までは稼げません。  

 だから、お金に困っている女子大生は止むを得ず高単価の労働を求め、〝風俗嬢まみれ〟になっているという実態があるのです。  

 この女子大生が働いているピンサロ店は、コロナ禍の騒動後も制限をかけながら営業を続けていました。  

 風俗嬢である女子大生はコロナ禍の感染に怯えながらも出勤し、収入が半減するという事態に直面します。  

 しかし、卒業後には奨学金の返済も待っており、こう明かします。

 「どっちにしても卒業まで風俗を続けるしか選択肢がないんです」   

 風俗業の女性はコロナ禍にともなう緊急小口資金貸付制度を利用しようとしても、収入を証明できる正式な書類がないことから申請を断られることが多いといいます。  

 派遣法の改正などで正規雇用に就ける人が減り、遊ぶためではなくて生活するために風俗業につく女性が増えているといいます。  

 そして、今回のコロナの直撃により、そのギリギリのセーフティネットも破壊されているのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

0コメント

  • 1000 / 1000