希望の光は大事だ


 悪天候の影響で打ち上げが当初の7月15日から延期され、アポロの月面着陸と同じ7月20日、アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」を搭載したH2Aロケット42号機が種子島の宇宙センターから打ち上げられました。  

 同国初の火星探査機で、H2Aの打ち上げ成功に現地はお祭り騒ぎになっているといいます。  

 日本時間との時差は五時間で、眠い目をこすりながらテレビ中継で発射シーンを見つめたUAEの子どもたちの興奮を想像します。  

 ところで、宇宙飛行士の若田光一さんは5歳のころ宇宙飛行士が月面に降り立つ様子をテレビで見て宇宙への強い憧れを覚えたといいます。  

 幼い若田さんを宇宙へと誘った2人の宇宙飛行士とは、もちろんアームストロングとオルドリンの両宇宙飛行士のことです。1969年7月20日、アポロ11号は歴史的な月面着陸に成功しています。  

 20数年後、通勤ラッシュのモノレールのなかで読んだ新聞記事に、ふとそのときの記憶が蘇ったといいます。記事は、「宇宙飛行士候補者を募集」というものでした。  

 ともかく、UAEの「HOPE」(希望)を無事に打ち上げた日本のロケットの任務完了にもホッとします。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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