「Go To トラベル」は今ではない


 コロナ禍の今、東京での1日当たりの新規感染者数が急増しています。4月以降の推移グラフを見ると、1度は下がったカーブが再び上昇傾向を見せ始めています。  

 今のところ重症者が少ないのが救いですが、U字のグラフ曲線は不気味な怪物が口を広げているように見えてきます。  

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」から、東京都発着の旅行や都民の旅行を除外せざるを得なかったのも当然でしょう。  

 この事業自体が時期尚早で、コロナの嵐のなかでは旅行へ出かけてという政府の笛太鼓にも国民は気持ち踊れません。  

 観光業の悲鳴も聞こえてきますが、経済と感染防止の両立は難しいでしょう。まずは、満船拡大の傾向に歯止めをかけるべきでしょう。  

 怪物の口角を下げないと、旅情も何もありません。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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