ハローページの終焉


 ハローページと聞けば、昭和の末年から平成前半にかけてどこの家庭にも分厚い「五十音順」と「職業別」の電話帳が備わっていたことを覚えています。  

 これは、明治の半ばに「電話加入者人名表」として登場しています。  

 1990年度には、氏名や住所とともに掲載された個人の電話番号は全世帯の6割にも達していたといいます。しかし、NTT東日本とNTT西日本はハローページの発行を順次終了していくそうです。  

 時代の流れでガラケーやスマホの普及に加え、プライバシー意識が高まって発行部数も激減していたと聞きます。  

 今では世間もかなり用心深くなっていますが、新しいデジタル空間では多くの匿名のユーザーが悪意を振りまいています。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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