言論の自由とフェイクニュース
言論の自由は、国民に与えられた権利です。それは、政府による一方的な統制を許さないためにあります。
トランプ米大統領は、意に沿わない大手新聞やテレビを攻撃する際に「レームストリーム・メディア」という言葉を好んで使っています。
その意味は「時代遅れの主流マスコミ」で、トランプ大統領のツイートではよく使われています。 トランプ大統領は今年5月、かねてより犬猿の仲だった米テレビの男性キャスターをツイッターの投稿で中傷しています。
そのキャスターが下院議員だった約20年前の女性職員死亡事故を持ち出し、「裏がある」と事件性を疑わせる内容でした。
女性の遺族はこの投稿の削除を求めましたが、ツイッター社は投稿を残す一方で「対応の強化」を表明しています。同社は、トランプ大統領の別の投稿も「暴力の賛美」として警告しています。
そもそも政治家の発言は公共性が高く、できる限り記録に残すべきです。かといって、過度な中傷や誤った情報が放置されていいはずがありません。
その文脈で言うと、ツイッター社はトランプ大統領が不適切な発信をすると注意喚起するのは当然です。同時に、誤った情報は削除すべきでしょう。
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