人も冬眠できる?!


 人間の脳内にも、冬眠に入っていくスイッチがあるかもしれないといわれています。実際、筑波大などのチームがマウスの脳神経の一部を薬剤で刺激して冬眠状態に導いたといいます。  

 マウスの体温は、ふつう37度ほどです。実験で使われたマウスは、薬物を投与されると体温が20度台前半に低下し、心拍数も4分の1に減り、休眠状態になったのです。  

 そして薬物の効果が切れると、元通りに回復したというのです。  

 チームは、刺激したラットの神経細胞を「Q神経」と名づけています。ヒトにも、これに相当する神経があるそうです。  

 この実験は、脳梗塞になった人の延命や臓器の保存に応用できるといいます。今後、サルなどで実験を進めていくそうです。  

 ただ、長い眠りのスイッチをうまく活かすには相応の賢慮が要るのは言うまでもないでしょう。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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