世の中、思い通りにはいかない


 新型コロナウイルスとの共生は、少なくとも特効薬やワクチンが開発されて効力を発揮するようになるまで受け入れなければならない現実です。

 「一病息災」とは、病気もなく健康な人よりも一つぐらい持病があるほうが健康に気を配り、かえって長生きするという意味です。  

 新型コロナウイルスを一病と呼ぶには厄介な相手ですが、頼りたくもなる言葉です。  

 世の中、何事も思い通りには進みません。コロナ禍も、心構えを広く持ったほうがよさそうです。  政府は2021年に開催予定の東京オリンピックをめぐり、大会の簡素化について検討を始めたといいます。確かに、開催時期までにコロナ禍が終息している保証はどこにもありません。  

 ウイルスと共生しながら東京オリンピックを迎えたいのなら、やはり簡素化は避けられないように思えます。  かように、たとえオリンピックといえども思い通りにはいかないのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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