コロナ禍で頼りない男性リーダー


 総務省統計局のホームページ(HP)に、「ナイチンゲールと統計」というものが掲載されています。それを見ると、彼女の実績がわかります。  

 ナイチンゲールは、ご存じの通りクリミア戦争で英国の従軍看護師として活躍しています。帰国後、統計学者として戦死者に関する膨大なデータを分析しました。  

 それによって、戦死者の多くが戦闘による負傷そのものでなくなったわけではないことが証明されました。野戦病院での劣悪な治療や衛生環境が、負傷者の延命を阻んでいたのです。彼女は、そのことをグラフで示しながら病院改革を提唱しています。  

 コロナ禍の今、ドイツのメルケル首相やニュージーランドのアーダン首相、台湾の蔡英文総統、東京都の小池百合子知事など女性リーダーが、冷静なコロナ対策を進めて実績を挙げています。  

 それに比べてトランプ大統領や安倍首相など男性リーダーは、緊急事態に直面してどこか場当たり的で頼りなく見えてしまいます。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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