コロナ禍で〝就職氷河期〟の再来が現実味を帯びてきた


 コロナ禍の蔓延で、米国の雇用情勢が急激に悪化しています。雇用の危機は米国に止まらず、欧州を初め世界中に広がる様相を呈しています。   

 米国の失業者の増加は、これまで9年かけて積み上げてきた雇用の増加を今年3月と4月で一気に失った計算になるといいます。  

 日本でも〝対岸の火事〟ではなく、外出制限による店舗休業や工場の操業停止などが相次いで雇用不安が急速に高まっています。実際、失業者が急増しています。   

 倒産や廃業が増えると、いずれ失業率が過去最悪の6%台に上昇するとの予測もあります。とくに中小企業は、いったん廃業、失業すると再起が難しいという現実があります。  

 企業のなかには、来春の採用計画を見直す動きも出始めています。多くの若者を苦しめ、現在の社会に歪を残した〝就職氷河期〟の再来が心配されているのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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