アベノマスクに象徴される安倍政権のコロナ禍対策


 昭和初期の標語に「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」というものがあります。節約を通じて、国民に総力戦への協力を求めたのです。今、そんな一節が遠い過去からニュアンスを変えて蘇っているようです。  

 一月前まで、ドラッグストアでマスクが陳列されている光景に出くわすことはまずありませんでした。 ところが、連休に除いた何軒かの店ではレジ横にずらりとマスクがサイズ別に並んでいました。需要に、供給が追いついてきたのかもしれません。  

 需要がダブつくと、相場の格言「余り物に値なし」の通り安く出回ることになるでしょう。

 新型コロナウイルス流行の第2波、第3波に備えを固めたいところですが、悪評高いアベノマスクは冬眠明けの亀の背に乗っているのかまだ東京近郊には届いていません。  

 まさに、安倍政権のコロナ禍対策はアベノマスクに象徴されているようです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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