武漢市でホームレスが急増している

  新型肺炎が猛威を振るう中国湖北省武漢市を旅行や仕事などの目的で訪れた市外出身者の一部は、1月23日の封鎖措置で外部に出られなくなり、宿泊費が尽きてホームレス生活を強いられる苦境にあるといいます。  

 封鎖から1か月が過ぎた2月25日、省政府は困窮者に住居や食事を提供する方針を示しました。  武漢市中心部にある武昌駅の地下駐車場で、市外出身者が寝起きする姿を複数の中国メディアが伝え、注目を集めています。たとえば市内の工事現場で働いていた出稼ぎ労働者は封鎖当日、隣接する孝感市の農村に帰省する予定でした。  

 しかし、武漢市外への交通路線が不通となり、工事現場の宿舎は閉鎖されました。彼は現地メディアの取材に、こう答えています。 

「武漢に親戚や友人はいるが、こんな時期に迷惑をかけたくない」  

 だから、トイレや水道、電源が使える地下駐車場暮らしを始めたのです。  これが、武漢市の実情の一端です。 

 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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