若者は話を盛って〝虚飾の自分〟をつくりたがる
最近、大げさな話にこう突っ込む会話を耳にします。
「その話、盛り過ぎだろう」
国語辞典の大半にはまだ収録されていませんが、このごろ「盛る」は「誇張する」「粉飾する」といった意味で用いられています。
若い人にとって「盛る」といえば、今やSNSにアップする自撮り写真などに加える画像修整を意味しています。目鼻や口などの造作も思い通りに〝盛れる〟昨今、人はそれぞれに〝世間向けの顔〟を実物とは違った〝虚飾の自分〟としてつくり出せる時代となっています。
最近、大げさな話にこう突っ込む会話を耳にします。
「その話、盛り過ぎだろう」
国語辞典の大半にはまだ収録されていませんが、このごろ「盛る」は「誇張する」「粉飾する」といった意味で用いられています。
若い人にとって「盛る」といえば、今やSNSにアップする自撮り写真などに加える画像修整を意味しています。目鼻や口などの造作も思い通りに〝盛れる〟昨今、人はそれぞれに〝世間向けの顔〟を実物とは違った〝虚飾の自分〟としてつくり出せる時代となっています。
八丁堀のオッサン
八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。
0コメント