団塊ジュニアを待っている〝悲惨な老後〟

  現在の40代後半~50代前半は、就職氷河期だった団塊ジュニア世代(70年代前半生まれ)です。企業社会では今、正規雇用であっても年俸制でボーナスがなく、退職金制度もない欧米型の雇用契約をとる企業が増えています。  

 こうした企業の社員は定年を迎えても退職金がないため、退職と同時に貯蓄を取り崩す生活に突入します。  

 十分な貯蓄があれば「豊かな老後」を迎えられますが、貯蓄がなければ「悲惨な老後」が待っているだけです。  

 日本では、団塊ジュニア世代が年金生活者の仲間入りを始めた時、貧困高齢者の爆発的な増加が起きる可能性が非常に高いと予測されているのです。  

 もちろん生産年齢人口の減少が進むなかで、現役世代が高齢者を支えるという現在の年金制度は成り立たないでしょう。

 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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