落選者展はイノベーションに繋がる

  1863年、ナポレオン3世は、サロン・ド・パリ(官展)に選ばれなかった作品のみを集めた「落選者展」を開催しています。落選者の不満を受けて、お情けから開催したといいます。  

 この「落選者展」で、ひどく批判された作品があります。それは、マネの男性2人と裸の女性2人を描いた「草上の昼食」でした。当時、裸体を描くのは歴史画などに限られていましたが、日常の光景を描いた「草上の昼食」はその常識に反していたのです。  

 今では歴史的名画も、かつては「いかがわしい」「不道徳」と叩かれていたということです。


#いかがわしい  #不道徳


八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

0コメント

  • 1000 / 1000