その人の人生は想像力と行動力でつくり上げていくしかない

 プロレスの世界では、対決を盛り上げるために様々なストーリーがつくられます。これは、業界では「アングル」と呼ばれています。たとえば昨日までの仲間がいきなり悪役の側に寝返り、それを罵ると「リング上で決着をつけよう」となるといった具合です。

 これが盛んな米プロレス界には、団体経営者の主導権争いや男女の諍いといった多彩なアングルがあります。英語の「アングル」には、「角度」「角度をつける」とともに、「狙い」「企み」「歪曲」の意味もあります。プロレス界の「アングル」という言葉も、その辺りから派生しているのでしょう。

 人生は人それぞれですが、アングルも人それぞれです。つまり、その人の人生は想像力と行動力でつくり上げていくしかないということです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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