勝者の背後には多数の敗者がいる
ロンドンオリンピック(2012年)が開催されていた当時、こんな声を耳にした人も少なくないはず。
「メダリストに夢をもらいました。夢を諦めずにがんばっていれば、必ず叶うことを知りました」 こうしたポエムのような声には、ヤンキー魂という視点に立って聞いているとどこか違和感を覚えてしまいます。
もし観戦者がメダリストに自分の姿を重ねて、夢を諦めないで追求すれば「いずれ夢は叶う」と連想しているとしたら大間違いです。なぜなら、そこには何の根拠もないからです。
オリンピックのメダリストは少数で、参加したアスリートのだれもがメダリストになっているわけではありません。その背後には、最後まで夢を諦めなかったのにメダリストになれなかった無数の敗者がいるのです。
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