スピリチュアルを学ぶ意味
スピリチュアルを語るとき、よく言われるのが「引き寄せの法則」です。それは、自分が思ったことはすべて自分の身に起こってくるというもの。スピリチュアルな感覚で何か達成したいことを念じると、それに引き寄せられるように思ったことが実現していくというのです。
『引き寄せの法則』を説いたエスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス夫妻の共著『引き寄せの法則 エイブラハムとの対話』(SBクリエイティブ)は、いわゆる自己啓発本として世界的なベストセラーになっています。ジェリー夫人は宇宙とチャネリングしているチャネラーで、エイブラハムは誰かを指しているのではなく無数の叡智が集まった集合体のことです。
同著では、宇宙には3つ法則があると解説されています。第1の法則が「引き寄せの法則」、第2の法則が「意図的な創造の方法論(創造の法則)」、第3の法則が「許容し可能にする術(の法則)」です。
第1の法則は「それ自身に似たものを引き寄せる」というもので、日常会話でもよく引用される「類は友を呼ぶ」といった感じです。第2の法則は第1の法則を応用することで「自分が考え、信じ、期待したことは実現する」というもので、苦難に立ち向かうとき具体的な根拠もなく口にする「念ずれば通じる」といった考え方に類似しています。第3の法則は「自分がありのままの自分で、他者がありのままの他者であることを許容し、可能にしよう」という多様性を認めようとするものです。
自分の身の回りで起こることは思考が引き寄せているとすると、自分を冷静に見つめ直すことができます。後で考えると、ストンと腑に落ちることも少なくないでしょう。その点、いったん感情的になると冷静さを取り戻すのに時間がかかったり、それをずっと抱え込んだりしがちです。
スピリチュアルについて学ぶ意味は、感情的になっている自分に冷静さを取り戻して今起きている問題にどう対処したらいいのかを考えることでもあるのです。
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