〝インスタ映え〟に命をかけた少女

 カリフォルニア州に住む19歳の大学生カタリーナさんは、14歳からモデルとして活動してきました。インスタグラムでも、旅行やライフスタイルを発信しています。  

 家族や恋人と訪れたバハマでも、もちろん〝インスタ映え〟満点な画像を投稿していました。その中でも、渾身の1枚がサメと一緒に泳ぐ写真でした。  

 旅行中、昼食後の散歩でコモリザメが泳いでいるスポットを発見し、自分も一緒に写真を撮りたいと熱望したといいます。バハマでは、コモリザメと泳ぐというツアーが人気となっていました。  

 ところが、サメと一緒に写真を撮った直後、手に噛み付いたサメが彼女を水中に引きずり込もうとしたのです。  

 ふつうなら、まさにパニックになりそうな状況です。しかし、彼女は他のサメの意識を引かないように腕を水上にあげて血が海に流れないよう対応しています。それでケガはしたものの無事生還したのです。  

 彼女の〝インスタ映え〟を狙う行動を批判する声も多いのですが、彼女自身は飄々とした様子だといいます。

 「サメのせいとは思っていません。私はサメ好きですよ」  

 コモリザメは野生の動物で、人がその行動をコントロールできるはずもありません。  

 彼女はコモリザメとの撮影自体は推奨していますが、そのリスクを考えて注意すべきと呼びかけているといいます。  

 なお彼女のインスタグラムのフォロワー数は、サメと一緒の写真を投稿した後、4万弱も増えて現在5万人を超えているそうです。

 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

0コメント

  • 1000 / 1000