陰謀論が「開かれた社会」の扉を閉ざす

 さて、陰謀論者――。  

 陰謀論(コンスピラシー・セオリー)は、社会現象を何者かの陰謀で説明しようとします。もし陰謀論を信じる人物が権力を握ると、思い通りにならないことをすべて邪悪な陰謀論者の意図によると説明するでしょう。  

 世界各国の権力は今、左右の全体主義に握られようとしています。米トランプ政権の主張を見ていると、敵対する勢力を〝陰謀論〟で処理しがちで「開かれた社会」への脅威となっています。  

 なおコンスピラシーは、法律ではそれだけで罪になる共謀のことを指しています。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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