自分自身が最悪の敵

 誰もが満足できない今の状態から脱皮するには、空々しい人間関係や虚しい日々の会話の世界からひとまず逃走してみることです。  

 その先がたとえ〝闇〟であろうと不安定さのなかに身を置き、まず侮蔑され見下げられる身になっても逃走することです。そして、自分の呪縛の一切を振り払って新しい命の塊となるのです。   

 人生は、旅です。その旅で宿命は変えられませんが、運命は変えられます。生きるとは日々旅をし、旅を栖(すみか)とすることです。  

 そのプロセスで失望に身を委ねる人は、自分自身が最悪の敵になることを知っておくべきでしょう。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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