キャラが被るのを嫌う感情
同族嫌悪」とは、自分に似たような容姿や性質を持つ人に対して抱く〝嫌悪感情〟のことです。これは鏡に映るもう一人の自分を見ているようで、居たたまれない気持ちになるのもその現れです。 そんな経験を持つ人も、少なくないはずです。若者言葉なら、〝キャラがかぶる〟といったところでしょう。
この感情を無意識の働きとして学問的に掘り下げたのが、心理学者のユングです。 ユングは、他人に知られたくない隠れた自分の気質を「影」と定義しました。そして自分の影を他人の言動に見いだし、批判する行為を「投影」と呼んでいます。
あなたが「虫が好かない」と思っている存在は、案外、自分に似た人かもしれません。
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