ツイッターで「おまえも死ぬぞ」という言葉が話題を呼んでいる

 短い言葉で仏教の教えや人生訓などを伝えるお寺の掲示板が、全国各地で注目を集めているといいます。  

 たとえば「おまえも死ぬぞ」と岐阜県郡上市の願蓮寺に掲げられた言葉が、ツイッター上で話題を呼んでいます。旅行で訪れた京都市の中田絢子さんが、この言葉に対してこうツイートしました。 「お寺の格言掲示板、いつもハッとさせられるけど、ここまで衝撃を受けたのは初めて」  

 これが4万回以上リツイートされ、「いいね」も10万件を超えています。  中

 田さんは、6月の大阪府北部を震源とする地震の揺れで死を意識したといいます。 

「生も死も平等に存在し、どちらが特別ということではない、と教えてもらったように思います」

 死は他人事ではなく、誰にでも平等に訪れます。そのことに目覚めることで、命や生き方を見つめ直してみるのも気づきに繋がるでしょう。  

 京都市下京区の仏光寺は、半世紀前から門前に「今月の標語」を掲げる掲示板の「老舗」です。生きるヒントを日常の言葉で8行にまとめた掲示板は、「八行標語」として親しまれています。  

 人は、どうしても自分の考えが正しいと思い込んでしまいがちです。しかし、「八行標語」で気づきがあると自らの立ち位置や世界観が変わり、新しい一歩に繋がるかもしれないのです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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