小学生に「お帰りなさい」と声をかけ防犯ブザーを鳴らされた老女の投書が「切ない」
小学生の女の子に「お帰りなさい」と声をかけたら、彼女のランドセルの防犯ブザーが鳴り響いた――。
埼玉県在住の幼稚園職員(75歳)がそんな体験談を新聞投書に寄せたところ、ツイッターで「切ない」と反響を集めているといいます。 この投書は読売新聞(2018年6月9日)の「気流」欄に載り、「女の子に声かけ 迷惑かけた」というタイトルが付けられていました。
投書によると、ある日、投稿者が交差点で信号待ちをしている時、ピカピカのランドセルを背負った女の子がやって来ました。
「お帰りなさい。車に気を付けて、おうちに帰ってね」
女の子にそう声をかけると、突然、ランドセルに付けていた防犯ブザーが鳴り響きました。女の子は、そのまま黙って横断歩道を渡って行ったといいます。
投稿者はそれまでも顔見知りの卒園生に声かけをしていましたが、ニコニコと返答してくれていたので同じように初対面の彼女にも声をかけたのです。
しかし、逃げるように去って行った女の子の後姿を見て、家庭で見知らぬ人に声をかけられたらブザーを鳴らすようにと言われているのだと想像したといいます。
「やはりおせっかいだったろうか。自分では親切なことをしたと思っても、かえって、迷惑なことがあるのだと痛感させられた」
一般のツイッターユーザーが、この投書の写真を紹介すると「リツイート」2万60000件、「いいね」4万3000件の反響を呼んでいます。
「警戒心を持ってと言われているのだろうし、女の子の行動もまちがっちゃいない でも悲しい」 「そうやって 声をかけてあげるのは 別に悪い事では ないけど やはり 悲しいですね」
「悲しすぎる。親切もできない世の中なんて」
「世知辛い世の中です。何にも言えない社会になりつつあるんですね」
確かに、世知辛い世の中になったものです。
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