孤独という病

 人は独りで生まれ、独りで死んでいきます。こうした「孤独」をいかに生きるかを知ることは、必ずしも悪いことではありません。  

 孤独感はふとした瞬間に感じることもありますし、大切な人を失ったときに感じることもあります。こうした孤独感は日常にありふれていますので、それも人生の一部だといった感じで受け入れてしまいがちです。  

 ただし、問題なのは「孤独という病」です。  

 孤独とは、あくまで社会的な繋がりが十分でないと感じる主観的な感情です。これは家族といても、職場にいても、たまに堪えがたいほど感じるネガティブな感覚です。  

 こうした孤独感を慢性的に感じていると、それが血流や内臓など体内の深部まで入り込み、心身を蝕んでいくことになります。  

 まさに、心臓病や脳卒中、癌のリスクを高めてしまうと指摘されているのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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