ウイナーズ・エフェクトを呼び込め

  いわゆる「男性ホルモン」について2009年1月中旬、興味深い調査結果が明らかになっています。  英国ケンブリッジ大学の調査チームは、ロンドンの金融街シティで働いている男性トレーダー44人の運用パフォーマンスを追跡調査しました。  

 この結果、薬指が人差し指よりも長いグループのほうが逆のグループよりも1人当たり年間60万ポンド(約7700万円)以上も儲けを出していたというのです。  

 母親の胎内にいる時期に、睾丸や副腎から分泌される男性ホルモンがたくさん作用すると手足の成長を促している遺伝子が影響を受け、なぜか薬指のほうが人差し指よりも長くなるということが知られています。  

 男性ホルモンは、決断力や判断力にも大いに影響を与えているとされています。  

 シティのトレーダーのケースでは、男性ホルモンの分泌がもたらした勝利が、さらなる男性ホルモンの分泌を促すことにつながり、1つの勝利が次の勝利を呼ぶ込むことになる「ウイナーズ・エフェクト」という状態になっていたというのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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