インテリアに「採闇(さいあん)」を取り入れる人が増加中

  今の都市生活者は目の焦点をスマホやパソコン、タブレット、テレビなどの画面に合わせる生活を送っていて、他をほとんど見ていません。まさに、視野狭窄の状態です。  

 ところで消費者は今、過剰な明るさを嫌い始めているといいます。夜を照明で明るくできるのに、あえてそうしないのです。  

 照明器具も電球色のLEDや蛍光灯が売れ、部屋の明かりを間接照明に切り替える人も増えています。部屋の照明で、光の中に闇をうまく採り込む「採闇」を取り入れる人も増加中です。  

 法事で、参列者の焼香やお経を自然光とロウソクの明かりだけで進めていくお寺もあります。  

 こうした流れは、明る過ぎる都市生活に疲れた人たちがスピリチュアルな感覚を求め始めている兆候かもしれません。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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