大谷翔平選手の〝二刀流〟を支えている日本企業の技術と知恵

 大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、日米の野球ファンを投打の〝二刀流〟で熱狂させています。  

 この日米に吹き渡る旋風を支えているのは、日本企業の技術と知恵です。大谷選手が履いている赤いスパイクは、日本ハム時代と同じアシックス製です。  

 大谷選手は、日本でプレーした昨季までは投球と打撃で2種類のスパイクを履き分けていました。理由は、つま先をマウンドで引きずる投球用は摩耗から守る必要があったからです。

  同社の開発陣は履き替える手間や違和感をなくしたいと考え、2016年夏に投打両方で使えるスパイクの研究に着手しています。そして野球用では初めて、化学素材「ポリウレタン樹脂」で全面を覆ったスパイクを開発したのです。

 これは投球に耐え、打撃でもスイングの動きに合わせて柔軟に曲がる〝二刀流〟のスパイクでした。  

 大谷選手の活躍の陰には、日本企業の技術と知恵があったのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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