二人の天才「大谷翔平、羽生結弦」の共通点

 大リーグのエンゼルスに移籍し、鮮烈な活躍ぶりが話題の大谷翔平選手――。  

 今をときめくプロ野球界のスターですが、フィギュアスケート界の世界的スターである羽生結弦とは多くの共通点があります。  

 二人とも1994年生まれの23歳で、いわゆる「ゆとり世代」と呼ばれる若者の典型です。そして「ゆとり世代」は、旧来の「みんなが横にならう集団教育」ではなく「個を重んじる教育」の中で育っています。  

 こうした「ゆとり世代」の二人に共通するのは、世間の常識や周りの意見にとらわれないということです。しかも自己分析力に長けていて、自分が正しいと思ったことを貫ける心を培ってきています。  

 二人の意外な共通点は、神社に対する信仰心が篤いということです。大谷選手は横浜にある鶴ヶ峯稲荷神社に通っているといいますし、羽生選手も京都の晴明神社や神戸の弓弦羽神社などを参拝していることは有名な話です。  

 そして二人は東北出身で、東日本大震災を16歳で経験しています。大兄選手は岩手県出身で、羽生選手は宮城県出身です。二人とも当時は、高校1年生でした。  

 二人とも、こうした大事な時期に被災したことで競技を続ける意味について考えるようになったといいます。  

 被災地の代表という思いが、二人を突き動かしているのです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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