子育てでママ友にふりまわされる母親たち

 あらゆる情報がネット上に氾濫している時代――。  

 こうした時代なので、人は都合のいい情報に流されがちです。  

 たとえば母親は、子育ての中軸を定めづらいので「都合のいい情報」をくれる優しそうなママ友になびいてしまいます。  

 ママ友も10人いると、10通りの意見があります。そのため、自分の意見がない人ほどママ友の意見に右往左往して振り回されてしまいます。  

 しかも、ママ友の世界は陰湿な世界でもあります。グループの「ボスママ」の言う通りにしないと、グループ内でイジメられることもあるから要注意です。  

 この世界では理不尽なヒエラルキーが形成されがちで、これが子ども同士の関係にもおよんだりします。  

 そうなると、もはやママ友なんて「害」以外のなにものでもなくなってしまいます。こうした世界で、日ごろ精神を擦り減らしている母親たちは気の毒です。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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