今の若者は「壊れやすい」イメージの「ニトリ世代」か?!

今の若者は、「ニトリ世代」だという指摘もあります。この意味は、「低賃金でもお値段以上の働きを求められる世代」というものです。  

 これは、明らかに家具・インテリア販売大手「ニトリ」の有名なキャッチフレーズ「お、ねだん以上。」を意識したものでしょう。わかりやすく言うと、ニトリの商品を労働者に置き換え、日本の経済や労働環境を案じるかのような絶妙なワードなのです。  

 一方、ニトリの商品には量産型で、すぐに不具合が生じて壊れやすいといったイメージがあります。こうした意味でも、「ニトリ世代」の若者は意外と作りは粗いし、壊れやすいということを指摘しているのです。  

 極論すると、量産品だからいつでも代えが効きます。つまり、「ニトリ世代」の若者は常に「低賃金で働きボロボロになったらすぐほかのニトリ世代と交換させられる」という不安を抱きながら働いているのです。  

 新潟市西区のJR越後線の線路で、近くに住む小学2年の大桃珠生(たまき)ちゃん(7歳)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件――。  

 この件で、新潟県警は5月14日、死体遺棄と死体損壊の疑いで、現場近くに住む会社員、小林遼(はるか)容疑者(23歳)を逮捕しました。このモンスターに育っていた「鬼畜」は、女子小学生殺しの容疑を認めているといいます。  

 驚かされたことは、この「モンスター」が被害者の自宅から100メートルほどのところに住んでいたということです。さらに殺害についても関与をほのめかしているといい、事件は発生から1週間で急展開を迎えました。  

 今後、このモンスターのことが、マスコミやネット住民によって「しゃぶり尽くされる」ことでしょう。  

 ところで、今の若者は「ニトリ世代」だという指摘もあり、小林容疑者も「ニトリ世代」として心が壊れやすかったのかもしれません。


〇『ある日、わが子がモンスターになっていた』。

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八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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