運動会のキャンプ化

 長野県の公立小学校では、数年前から運動会で会場にテントを張る保護者が増加しているといいます。学校側は「紫外線や熱中症の対策になるのなら」といった理由で、それを許可しているそうです。  

 その点、都内の小学校では学校やPTAの方針として「テントを張るのは遠慮してもらっている」のが常識です。  

 運動会は子どもの教育の一環であり、キャンプを楽しむものではありません。  

 ほかにも、ゲスな保護者をめぐって運動会をめぐってトラブルが多発しています。  

 たとえば神奈川県の公立中学校の運動会では、子息が出場していた徒競走をゴール付近でビデオ撮影していた保護者がレース結果にクレームをつけ、みずから撮影していた映像をもとにビデオ判定を要求しています。  

 保護者が子どもより競技に熱中し、学校側が保護者席からの声援やヤジの大きさに困り果て「お静かにお願いします」といった放送を流すところも増えているそうです。    

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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