ひゃだいんの成功者の条件「自分を信じるしかない」

  アイドルグループ「ももいろクローバー」のメジャーデビュー曲は、「行くぜ!怪盗少女」です。作曲したのは、京大卒の作曲家「ひゃだいん」さん。  

  ひゃだいんさんは若いころ「おれは作曲の天才だ」と思っていたそうです。だが、プロ作曲家としては鳴かず飛ばず。そのころ、先輩の作曲の先生にこう言われたことがありました。

「あなたの音楽は、デパートのBGMのような音楽だね。きれいだけど下品さがなくて、耳に残らない」  

 ひゃだいんさんはショックを受け、こう思い知らされたといいます。 

「自分は、これと言って特徴のない人間なんだ」  

 それを知ったことで、その後の飛躍につながったのです。

 人はどん底を味わうと、その体験が人を育てます。

 34歳になった「ひゃだいん」さんは今、SMAPやAKB48、ゆずなど多くのミュージシャンに楽曲を提供しています。  

 自信が培われるのは自分が思ったように行動できたときで、それに打ち込んでいるときです。  

 なんら背伸びもせず、いたずらに卑下もせず、そのままの自分をさらけ出し、ひたすら自分と向き合います。  

 そうすると、ありのままの自分を信じるしかありません。結果の良し悪しなんて、どうでもいいことなのです。  

 勝者には、そういう人が少なくないといいます。   

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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