AKB48のパーソナルスペース

 アイドルグループ「AKB48」では、メンバー同士がファンの投票やジャンケンなどによってステージ上でのセンター争いを繰り広げています。  

 近ごろ、アプリでアイドルの人気投票をするような企画も増えています。ファンによる投票でナンバー1のアイドルを決めるといったイベントは盛り上がるし、アイドルにとってもキャラが立ってくるのでイメージづくりにも役立ちます。  

 ただ、レストランや居酒屋、電車の座席で「端っこ」の席のほうが落ち着くという人は少なくありません。なぜなら、自分の心身を周りから保護するための「パーソナルスペース」を確保したいから。  

 パーソナルスペースとは、そこに他人が入ってくると不快さを感じる空間のこと。  

 そうした人は、日ごろポジショニングが真ん中に位置していると何かと落ち着かなといいます。そこで気持ちが落ち着くためには、自分の周りにバリア的な一定の空間を確保することが欠かせないのです。  

 端っこにいると、そうした空間が片側だけで済みます。ただ、スターやアイドルを目指すなら、立ち位置として「真ん中」を好きになるしかないでしょう。  

 その点、失敗を恐れる人は自分を納得させる「根拠」がないと「真ん中」を狙うといったアクションを起こせません。  

 一方、何かで成功する人は、これといった根拠のない自信や欲求に突き動かされてそれに挑戦していきます。  

 つまり、何かをやり遂げるには根拠のない「自信」も必要だということ。むろん、それはリスクを取るという覚悟や胆力に裏打ちされています。  

 たとえばトップアイドルになりたいのなら、リスクを取るという覚悟や肝力が欠かせないということです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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