もうアンチエイジングという言葉は使わない

 米国の美容特集などで知られる女性月刊誌「アルーア(allure)」の編集長は8月14日、同誌のウェブサイトでこう宣言しました。 

「アンチエイジング(老化防止)という言葉はもう使わない」  

 年齢を重ねることを否定的にとらえる米国の風潮や美容業界のあり方に、一石を投じた形です。   同誌のミッシェル・リー編集長は「編集長からの手紙」と題した文章で、こう指摘しています。 「アンチエイジングという言葉によって、『加齢とは戦わなくてはならないもの』というメッセージを強めている」  

 さらに、ある年齢から下り坂になるという考え方に疑問を投げかけました。 

「美しさとは若者だけのものではない。『彼女は年のわりにはきれいに見える』ではなく、ただ『彼女はすてきだ』と言ってみてほしい」  

 そして「一夜にして変わるわけではないが、まずは会話を変えることから始めてみよう」と結んでいます。   

 アンチエイジングという言葉は日本でも美容業界などで広く使われており、日本にも影響を与えそうです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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