ネットが人間関係の流動化を加速する

 ネットの広まりで、人間関係の流動化が始まっています。  

 そこで生まれてきたのが、不安定さをともなった「軽やかな人間関係」。それは壊れやすいという特徴があり、人間関係をリアルに保証してくれるものではありません。  

 なぜなら相手を簡単に「仲間から外す」という自由は、もちろん自分だけではなく相手にもあるから。  

 ザックリ言うと、おたがいに仲間であるというのは「そうあってほしい」という儚い思いの共有にしか過ぎないのです。

 だから、バーチャルに「繋がっている」ことを確認しないと不安でたまらないのです。   

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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