驚愕のマーケティング

 経営学者フィリップ・コトラーは、現代マーケティング論の第一人者です。

 コトラーは、マーケティングについてこう述べています。

 「人間や社会のニーズを見極めてそれに応えること。ニーズに応えて利益をあげること」

 ヒット商品を生む最大のカギは、ユーザー側に立った「売れる仕組み」を作ること。

 日本企業の多くは、そうした「売れる仕組み」づくりが苦手なようです。理由は、「セリング」と「マーケティング」の混同があるから。

 ふつうセリングでは、顧客が欲しくない商品でも強制的に売ることを評価の対象としています。一方、マーケティングは、商品を置いておくだけで自然と売れるようにすること。

 極論すると、とにかく「営業がいなくても商品が売れる」というのがマーケティングの王道なのです。

  顧客が「この値段でこんないいものが買えるのか」と驚くような商品をつくると、たいてい事業は成功します。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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