スピリチュアルな生き方とは自分を大切にすること
スピリチュアルな生き方とは、いろいろ考えられます。
たとえばオーラが見える、過去生を見る力がある、目に見えない気やエネルギーを察知する、悪いエネルギーから身を守る、予言する、霊と話ができるといったもの。
スピリチュアルとは、自分を大切にあつかうことでもあります。だから、スピリチュアルな生き方とは自分を大切にしながら暮らしていくこと。
スピリチュアルな人とは、自分の長所も短所もありのままに評価できる人のこと。自尊心が高く、何を大切にして生きるかという価値意識の高い人のことです。
オーラや過去生を視たり、気やエネルギーを察知したりするスピリチュアルな能力は特殊なものではなく、だれもが持っている能力です。
それを開花させるために訓練を積み、レベルが上がってくると物事の本質を見極める力もついてきます。
人の心や体は、もちろん自分のために機能しています。手や足、脳、心臓、胃、腸、血液、ホルモンなども今を生きる自分のために機能しているのです。
思考や感情、気分など精神活動も同様で、それらは自分が今どういう精神状態なのかを教えてくれます。
人の体には、自ら治ろうとする自然治癒力が備わっています。それが心身のバランスを整え、健康で生きるために機能しています。
だから、自分の心身をぞんざいにあつかうのはスピリチュアルな生き方から見ると遠くかけ離れた行為なのです。
WHO(世界保健機構)は1999年、健康の定義を従来の肉体的健康(Physical)、心理的健康(Mental)、社会的健康(Social)の3つから、新たに霊的健康(Spiritual)を加えた4つの側面で考えようと提言しています。
Spiritualityは人間の尊厳の確保、Quality of Life(生活の質)を考えるために必要な本質的なものであるという提言です。
人の健康とは、単に肉体的なものだけを指すのではありません。心理的、社会的な面も含め、さらにスピリチュアルな側面を外しては人の健康を語れない時代になってきたということです。
心理的な健康と霊的な健康の違いはわかりにくいので、ここで簡単に説明します。心理的な健康とは健全な理性、知性のことを指し、脳の「大脳新皮質」が司っています。一方、霊的な健康は脳の中でも原始的な分野とされる「大脳辺縁系」と深く関わっています。
霊的に健康とは、たとえば辛いことがあっても情緒のバランスを保てること、ストレスをコントロールできること、高い目標を掲げて何かに挑戦できること、自分を卑下することなく肯定的に評価できることなど。
スピリチュアルな健康は、本能の部分と深い繋がりがあります。それは、記憶にはない幼少時代に形成された人格の基本的な部分が大きく関わっているということ。人が健康的に生きるための土台となる部分で、それがあってこそ知性を生かすことができます。
そして健康な知性があってこそ人と関わりながら生活し、社会的な健康な生活を営むことができるのです。
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