グーグルの研修でも言及されるマインドフルネス

 染色体を保護する物質のテロメアは、寿命に関わっています。瞑想は傷ついたテロメアを修復する効果があり、長寿に繋がるという研究結果もあります。

 ユタ大学の研究では、熟練した瞑想者ほど感情やストレスをコントロールするスキルが上がり、睡眠の質がアップしたといいます。

 マインドフルネス瞑想がストレスを解消し、心臓病のリスクを半減させたという実験結果も出ています。

 試験の前にマインドフルネス瞑想を行った学生ほど、成績が良かったといいます。 オレゴン大学の研究によると、2週間のマインドフルネス瞑想を行った被験者をMRIにかけたところ、脳神経の情報伝達スピードがアップしていたといいます。

 マインドフルネス瞑想は集中力をアップさせ、注意力を持続させるというデータもあります。客観的な視点も鍛えられ、思い込みに左右されずに本当の自分の能力や感情に気づくようになるそうです。 

 瞑想トレーニングによって感情を司る偏桃体の感受性が変化し、ストレスに対する抵抗力もついて困難に遭遇してもめげにくくなるといいます。

 ストレスホルモンの量を減らすという効果も確認され、アメリカ海軍も兵士のストレスを減らすために瞑想を採用しているといいます。

 ハーバード大の研究によると、瞑想トレーニングを行った被験者の多くが他人に親切になったそうです。それは、偏桃体が変化することで他人への共感能力がアップするからです。

 その効果についてはGoogleの研修でもよく言及され、職場のチームワークにも役立ち、生産性の向上にも繫がっているといいます。

 瞑想を行うことでネガティブな感情が少なくなり、合理的な決断ができるようになるという実験結果もあります。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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