スピリチュアルと癒し

  生物の中で祈りの場を設け、祈るという行為ができるのは人だけ。祈りは、人とその心を動かしたものとの双方向の関係で成り立っています。 

 人は祈りの対象に対して神々しい、美しい、凄い、特別な存在と感じることで畏怖の念を抱き、今の気持ちを重ねながら祈りの場とするのです。

 自然だけが目の前にあっても人がいないと祈りの場とはならないし、もちろん感動、感謝する気持ちがないと祈りなど生まれません。 

  ここで、あなたに質問です。

  なぜ悲しいのですか?

  なぜ不安なのですか?

  なぜ怒っているのですか?

  悲しみや不安、怒りの原因、その背景を解き明かすには自分と向き合い、意識を深く掘り起こして本当の自分を知る手がかりを得ていくしかありません。

  ただ、人には自覚できる意識だけではなく無意識や潜在意識があります。そうした意識は、何かと複雑に絡み合っています。

  スピリチュアルの本質は絡み合った意識を解きほぐし、それで迷いや不安とは無縁の本当の自分を見つけ出すこと。大ざっぱに言うと、自分が生きている意味や目的を知ることです。

  まさに自分探しの旅に出かけるようなもので、それが幸せへの近道でもあり、あなたの心を成長させるというわけです。

  自分なりに幸せを見つけ、それを維持していくには本当の自分を知っておくことが不可欠。ありのままの自分を知ろうとする一連の行為と、そこから得られる癒しがスピリチュアルなのです。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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