スピリチュアルが心を癒してくれる

 スピリチュアルの世界は霊的、超常的、宗教的な側面があり、科学的に解き明かすことが難しいところがあります。なぜなら、身体的に感知できることを超えたものが少なくないから。

  都内のIT企業で働く女性システムエンジニア(20代前半)は最近、つき合っていた彼氏(20代後半)に裏切られました。食品メーカーに勤める相手に、知らない間に自分より2つ年下の新しい恋人ができていたのです。

  日曜日の昼下がり、彼女は近所の神社を一人で訪れて神様にこう語りかけます。

 「ねぇ、神様。心から信頼していた人間関係を逆手に取られ、酷い目に遭いました。それで、人を信じる気持ちが削がれてしまいました。この先、素直な気持ちで人を信じないほうがいいのでしょうか?それが、冷静な大人の判断ということなのでしょうか?どんな心で、これから人と向き合っていけばいいのでしょうか?」

  残念ながら、彼女には神様は見えないし、神の声も聞こえません。それでも、しばらく心の声で神様に向かって語りかけていました。

  そして溜まっていた思いを洗いざらい神様にぶちまけ、やがて自分の心の中の変化を感じることで神様に回答してもらったという気持ちになれたのです。

  神社を後にした彼女は、ゆっくり歩きながら心の中でこう思っていたといいます。

 <神様は、情けないと思っていた私の気持ちを見抜いていた。これから仕切り直しで、まっさらからのスタート。ただ、神様が答えてくれたように確実に人生のステージは上がっている>

  彼女が行った一連の行為は、ほとんどスピリチュアルともシンクロしているところがあります。スピリチュアルの中には、たとえば自然を体感することで心を癒すというものもあります。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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