ノイジー・マジョリティは「悪意のある投稿」をする

 ネット住民は、どういう理由で「悪意のある投稿」をするのでしょうか?

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)技術本部セキュリティセンターの調査によると、次のようになっています。


〇人の意見に反論したかったから」(32・0%)

〇人の投稿やコメントを見て不快になったから(24・9%)

〇人の意見を非難・批評するため(24・1%) 

〇いらいらしたから(18・4%)

〇相手に仕返しするため(10・5%)

〇誰かがやるべきことだと思ったから(10・5%)

〇好奇心や面白さから(10・5%)

〇皆がよくやっているから(4・9%)


 年代別で見ると、10~20代では「いらいらしたから」の割合が多く、なかでも10代ではトップの理由となっています。

 何らかの「悪意ある投稿」をすることは、だれかに不満や怒りをぶつけているということです。  それで、どうも悪意の投稿はエスカレートするようです。

 あなたは、ネットで「悪意のある投稿」をしたことがありますか? 

 その経験がある人は、残念ながら世の中で少なくありません。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)技術本部セキュリティセンターは、13歳以上のパソコン、スマホでのネット利用者を対象に毎年、情報セキュリティに対する意識調査を実施しています。

 その「2015年度情報セキュリティに対する意識調査」(15年12月24日)によると、ネットに投稿した経験がある人のうち「悪意のある投稿」をした経験がある人は24・7%。

 驚くことに、「悪意のある投稿」をしたことがある人が4人に1人もいたのです。

 その大半が大半がノイジー・マイノリティと思われますが、少数派といっても侮れない割合です。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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