挑戦することで旧態依然とした思考回路を変えていく

  日本の労働環境は、若手を破壊的イノベーションに対応できるように教育していくスキームが十分に整えられていません。

 派遣社員が何年働いても評価されず、給料も上がらないのでは仕事に対するモチベーションを維持できるはずもないでしょう。技能やノウハウのある人を雇用の調整弁として使い続けているかぎり、日本企業の現場力が高まっていくはずもないのです。

 働く側にも心構えが必要で、「できる人」になるために心の体幹を鍛えるは次のような姿勢で生きていくことが大切です。


〇常識にとらわれない

〇前例を踏襲しない

〇既存のルールを鵜呑みにしない批判的な視点を持っている 

〇なるべく日ごろの活動をライフハック(LifeHack)する

〇意識して「茶色のシマウマ」(異端児)になることを心がける

〇失敗しても挫けない

〇挑戦心、冒険心を失わない 


 ライフハックとは仕事や生活のスタイルを快適に、効率的にすること。情報処理業界では、コンピュータやシステムを使いやすく工夫するテクニックを指しています。

 たとえば「昼休みに人目を気にしないで昼寝をする」「音楽を聴きながらルーティンの作業をする」といったこともライフハックの一種です。

 破壊的イノベーションに対応するために常識に縛られた思考回路を変えたいのなら、今いる安全地帯を飛び出して新しいことに挑戦してみること。その際、何に挑戦するのかは大して重要ではなく、とにかくアクションを起こすということが大切です。

 ただ、それで失敗すると弱気になってしまいます。そのため、これまで順調な人生を送ってきた人は失敗を嫌がって新たな挑戦を避けようとしがち。ただ、失敗することで多くのことを学ぶことができます。それで物事を見る目が変わったり、それまで眠っていた才能を発見したりすることもあるでしょう。 

 ともかく失敗の体験から多くを学び、それを恐れずに新しいことに挑戦し続けることが大切。そうしたことを繰り返していくうちに、やがて心の体幹を鍛えた「できる人」が誕生していくのです。   

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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