成功者には、なぜ楽観主義者が多いのか

  セロトニン運搬遺伝子が楽観的な性格を生んでいる――。

 オックスフォード大学感情神経科学センターのエレーヌ・フォックス教授は09年、論文でそう発表しています。

 同センターで、脳科学と遺伝子工学によって「逆境に強いポジティブな人」と「逆境に弱いネガティブな人」の違いについて研究。心理学と神経科学をベースにして、いわゆる「楽観脳」と「悲観脳」の違いについても調べています。

 そうした研究によって、前脳の神経細胞の集まりである「側坐核」を中心とした脳神経の回路が快感をもたらしていることを突き止めたのです。それで、側坐核が一時的に憂うつを晴らす楽観脳の中心部だということを明らかにしています。

 成功者には、なぜ楽観主義者が多いのでしょうか?

 フォックス教授は、その理由として楽観主義には欠かせない4つの要素があるからだと指摘しています。それを次に列記します。


①ポジティブな思考ができる

②ポジティブな行動が取れる

③根気と粘り強さがある

④自分の人生をコントロールしているという感覚がある


 フォックス教授は、その4つの中で次の3つが成功につながる本物の楽観主義だとしています。

   

①ポジティブな思考に加えてポジティブな行動が取れる

②根気と粘り強さを失わない 

③いつも自分の人生をコントロールしているという感覚を維持している  


 成功したいのなら、何らかのアクションを起こす必要があります。ただ、アクションを起こすにしても根気と粘り強さが欠かせません。

 さらに、心をコントロールしているという感覚を忘れてはいけないということ。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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