外国人とロボットが日本人の仕事を奪う
近年、コンビニや居酒屋などで働く外国人が急増しています。
その数は、79万人(14年10月現在)と過去最高。14年までの6年間で、なんと30万人も増えているのです。
外国人労働者は、少子高齢化によって日本の労働人口が減少している状況で貴重な戦力です。
ただ、彼らが働く現場は日本人が避けがちな「きつい、汚い、危険」の3K職場が多いというのが実態です。
ちなみに「3K」とは、このところブラック企業の増加もあって「きつい、帰れない、給料が安い」といった意味でも使われ始めています。
そうした現場にも、今では女子が続々と進出しています。
リケジョ、ドボジョ、ノケジョ――。
何のことかわかりますか?
かつて大学入試で、理系の学部を志望する「理系女子(リケジョ)」が話題になったことがあります。それが最近では土木系の「ドボジョ」、農業系の「ノケジョ」といった言葉も登場するなど裾野が広がっているのです。
たとえば理系の名門私大、東京理科大の学部学生の男女比は8対2。女子はまだ少数派ですが、それでも「男ばかり」といったイメージは過去のものになりつつあります。
いずれ建設や土木の現場などに、当たり前のように女性が働いている時代がやってくるかもしれません。
日本では、少子化高齢化による人口減と高齢化が同時に加速しています。
そこで人手不足を補うために、いろいろな試みが始まっています。介護を支えるロボット技術や高速バスなど交通機関の人手不足をカバーする人工知能(AI)を使った自動運転など、さまざまな技術が導入されているのです。
そのうち、日本人の多くがAIの普及や外国人労働者の増加によって働く場所を失ってしまうかもしれません。
そうした時代は、すでにやってきています。
回転寿司や和食レストラン、スーパーの総菜売り場などでは、すでに人件費を削減するために開発された寿司ロボットが大活躍。いろいろな業界や現場で、すでにロボットが人に取って代わっています。
派遣社員ではなく、派遣ロボットが現場に送られているというわけです。
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