街を歩けば流行がわかる

 時代の空気を感じ取って、これからの流行を先取りする――。

 ネット時代を迎えても、街を歩き回っていると時代のリアルな空気を吸うことができます。

 たとえば高架下の壁や店舗のシャッターに書かれた落書きや変わったディスプレー、お店の看板などを見て歩いているとビビッと何かが訴えかけてくるのです。 

  通勤電車の中は、時代の空気に触れられる情報の宝庫。だから、わざわざ電車で通勤する起業家もいるほどです

  中吊り広告はタイトルのつけ方がうまく、その時代を象徴する言葉やフレーズが使われています。 

 ただ、 メディア全体からのドキュメンタリーの衰退が感じられます。

  テレビや雑誌で、ドキュメンタリーの比率が減ってきているのです。

  ドキュメンタリーの映像化、記事化は煩雑でコストがかかるから、メディアが煩雑な取り組みを避け、安全な規格品を量産する傾向が強くなっているという傾向があります。

  まさに、既存メディアの安全主義の極み。

  そうした現状で、メディアはますます刹那的になっています。  


八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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