世界の音楽界で最も高収入の女性はだれ?

 米経済誌「フォーブス」は、毎年恒例の「音楽界で最も高収入の女性」リストを発表しました。 

 それによるとテイラー・スウィフト(26)さんが昨年1位だったケイティ・ペリー(32)さんを破り、初のトップに輝いています。 

 スウィフトさんは昨年6月から今年6月までの1年間で1億7000万ドル(約170億円)を稼ぎ、2位のアデル(8050万ドル:約80.5億円)さんや3位のマドンナ(7650万ドル:約76.5億円)さんに大きく差をつけています。

 何かを成し遂げた人は、人生のターニングポイントで冷静に自己分析をしています。その代表者の一人がスウィフトさん――。

 彼女は今年(16年)、第58回グラミー賞で年間最優秀アルバム、最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム、最優秀ミュージック・ビデオの3冠に輝いています。

 その成功は運任せではなく、そこには彼女が一人で練り上げたキャリア戦略があったのです。

 若いスターの誕生は、別に特別なことではありません。その点、スゥイフトさんが特別なのは、だれかの操り人形ではないということ。

 スウィフトさんは、スターとして覚悟や胆力、情熱、独創力、決断力、突破力があります。自分で作り上げたイメージやキャリアを人任せにしないで、隅々までコントロールしているのです。

 彼女は「完全無欠の26歳はマスタープランを持つ女」(「GQ Japan」(16年2月17日)の記事で、冷静に自己分析をしています。

「ほかの子たちがニッケルオデオンとかディズニー・チャンネルを見ていたころ、私はVHIの『Behind the Music』に夢中だったの。バンドやミュージシャンがいかにして成功をおさめたかを見ながら、キャリアが下降した原因は何かを自分で分析していたの。自己認識の低さが原因と結論づけたわ。自己認識の欠如はリアリティを失わせ、やがて野心も創造性も失わせるの。だから私は絶対に自己認識を忘れないようにしているし、評価の管理やキャリア戦略は美しく装うことよりも重要なの」

 世界的なスーパースターになるには、子どものころから根本的に意識の持ち方が違っているということ。

 拙著『中途半端なブスはグレない』(小学館eBOOKs、電子書籍)を読むと、劣等感や嫉妬心に支配されない生き方を体得できるはずです。

 あなたも、完全無欠なマスタープランを持ちたいと思いませんか?  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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