ミーイズムが蔓延るニッポン

 毎年5月から6月は、小中学校の運動会シーズン。

 近ごろ、その小中学校の運動会がおかしなことになっているといいます。 

 たとえば常識のないボスママが、使い走りのママさんを開門時間の2時間以上も前から応援席の場所取りの列に並ばせているちいいます。

 なかにはアルバイトを雇い、朝5時前からその列に並ばせるモンスター保護者も。

 もちろんボスママは開門後に姿を現し、最前列の一番いい場所を確保するというわけ。

 学校側が指定する保護者の観覧スペース外に、勝手にシートを敷いてしまう保護者も少なくありません。

 シートの場所取りをめぐり、保護者同士で喧嘩になることもあるといいます。

  学校側から事前にクルマや自転車での来場を控えるように言われていても、必ず乗ってくる保護者がいます。

 学校まで乗ってくると注意されるからという理由で、近隣の私有地や公園、路上に停める保護者も少なくありません。

 なかには運動会の開催日が仕事と重なったからと言って、学校に「運動会の日程を変えてほしい」とトンデモナイ保護者もいるそうです。

 ともかく、自分だけ良ければというモンスターペアレントが増えているのです。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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