ゲスのセコイ発想「誕生日研究会」

 今年7月、『産経ニュース』で鬼畜が起こしたゲスな事件の所業が明らかになりました。 

<女性をモノ扱いした東大生たちの所業が明らかに 全裸で号泣する女性に割り箸>

 事件のあらましは、以下のようなもの。

 今年5月10日夜、東大や東大大学院の男子学生5人と女子大生2人がJR池袋駅近くの居酒屋で飲み会を開催。それが強制わいせつ事件に発展し、東大生の松見謙佑被告(22)、河本泰知被告(22)、東大大学院生の松本昂樹被告(23)の3人が起訴されています。

  被告らは事件当日、居酒屋で山手線ゲームなどをし、わざと女子大生が知らない問題を出して罰ゲームとして酒をむりやり飲ませています。

 被害に遭ったAさんは、以前から松本被告に好意を抱いていました。酔わされて寝たふりをしていましたが、被告らにブラジャーを外され、胸を触られています。

  一次会が終わって帰ろうとした女子大生2人に、被告らは新たに参加した川本被告の自宅マンションでの二次会を提案。そこでもAさんは酒を飲まされ、意識が遠のいたところで衣服を脱がされ全裸にされています。

 被告らは胸を隠してうずくまっていたAさんの胸や尻を触り、体を蹴り、背中を叩き、肛門を割り箸で突き、ドライヤーの風を陰部に当てるなどAさんをモノあつかい。まさに、鬼畜の行為を繰り広げたのです。

 一緒にいた女子大生は、その様子を見て「これは犯罪です」と指摘しましたが、被告らは笑いながら「大丈夫、大丈夫」などと無視。彼女はAさんに「一緒に帰る?」と聞いたが、反応がなかったので一人で部屋を後にしています。

 なかでも松見被告の行為は、その後もエスカレート。泣いているAさんを仰向けにし、馬乗りになってキス。さらにカップラーメンを食べ、Aさんの胸に麺を落とすなど凌辱のかぎりを尽くしているのです。

 残りの被告らは、そうした様子を笑いながら見ていたといいます。

 やがてAさんが号泣したので近隣住民が警察に通報することを恐れ、松見被告をAさんから引き離しています。

 Aさんは部屋から飛び出し、近くの公衆電話から警察に通報。松見被告は、駆けつけた警察官に緊急逮捕されました。後日、現場にいた4人も逮捕されましたが、関与の度合いが強かった3被告が起訴されたのです。

  被告らは今年4月、まさにゲスな発想で「誕生日研究会」と称するサークルを立ち上げていました。表向きはインカレサークルですが、本当の狙いは女性に酒を飲ませてわいせつ行為をするというもの。

 受験で最高学府をクリアしてきたエリートが、肝心の人間を磨いてこなかった結果としてゲスの極みのパフォーマンスに堕してしまったという最悪のパターンでした。

 人は日ごろから心を磨いて整えておかないと、本能に任せて鬼畜の行動に走ってしまうということです。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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