SNS恐怖症が拡大中

 このところ、SNS疲れの人が増加しているといいます。

 フェイスブックやLINE、ツイッターなどSNSのユーザーは、朝から晩まで「いいね!」など自分の投稿に対する他人の反応や投稿が気になって仕方がありません。

 そのため生活費に余裕もないのに見栄を張り、料理やワインなどをアップする「リア充争い」に疲れているというのです。

 そうした人が安心して利用できるように、だれが投稿したのかわからない情報をやりとりできる匿名型のSNSが増えているといいます。

 なかには日ごろ、みんなが集まるパーティやイベントに参加しないことに不安を抱いてしまう人もいます。

 そこで何か大事なことが話されていたらどうしようと不安が募り、いても立ってもいられなくなるのです。

 だから、どんなに仕事で疲れていてもそうした集まりに参加せずにはいられません。

 さらにリアルな集まりだけでなく、バーチャルなグループからも取り残されたくないと不安になります。だから、SNSをこまめにチェックしているのです。

 そうした不安症はネット社会が生んだ現代病で、SNS恐怖症とも呼ばれています。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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