定年後の覚悟はあるか


 先日、第一生命保険のサラリーマン川柳の入選句100選が発表されています。コロナ禍をテーマにした句のなかに、こんなものがあります。

「自粛中 見えた夫の 定年後」

 妻が、第二の人生を「寝間着姿で一日を過ごす夫を見ながら送りたくない」といった気持ちを詠んだ句です。

 定年制は、明治時代に一部大企業が取り入れています。戦後、ほとんどの企業に定着しています。

 長らく55歳が一般的でしたが、20世紀末に60歳が標準になっています。今は、65歳も増えています。

 そして、今春からは70歳までの雇用継続が努力義務になります。

 人生100年時代と言われ、少子化なのだから元気な高齢者が働くのも一考でしょう。

 ともかく、定年後の第二の人生は自分で描くしかありません。定年後は、そんな覚悟が求められているのです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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